3月から4月は、モクレンやコブシも咲き出す早春です
街路樹のモクレンやコブシのつぼみが大きくなり、もう間もなく満開を迎えようとしています。
庭木としては小ぶりのモクレンを良く見かけますが、街路樹には高木のコブシをが多いように感じます。
どちらもモクレン科モクレン属で非常に似ており、3月から4月が開花時期の樹木ですが、コブシのほうが早咲きで、モクレンのほうが遅いです。
モクレン
4月から5月が花期のモクレンの以外にも、白花で3月から4月に咲くハクモクレン、トウモクレンなど類似種があります。
園芸品種も多く、鮮やかに咲誇る春の花木として人気の樹木です。
コブシ
3月~4月に枝先に芳香のある白い花を咲かせる落葉高木。
ハクモクレンと見分けがつきにくいですが、コブシは開花の下に若葉がでているのが特徴です。
白以外にも、ピンクの花を咲かせるベニバナシデコブシなどもあります。
庭木以外でも、街路樹や公園などで見かけることも多い樹木です。
剪定方法
基本的にほっぱらかしでも樹形は整う庭木ですが、それでもお手入は必要です。
整姿剪定は1月から2月ごろに、樹形を乱す徒長枝や込み枝を切って形を整えます。その時に花芽がついている枝は、切らないようにしましょう。
樹高を抑えたい場合は、花後の5月まで強剪定をして大きく切り戻してあげると、樹形をコンパクトに維持できます。
まとめ
お庭のモクレンや、公園のコブシの開花によって春の訪れを感じるようになってきました。
そのうちソメイヨシノが咲きはじめ、春の花見シーズンに。
あったかくなると、庭木はもちろん雑草も伸びて、害虫も発生しはじめることから、僕ら植木屋もお手入シーズンになっていくので、職業柄、春には早くきて欲しいと思っている今日この頃です。