実は危険な庭手入!お庭放置で害虫盛りだくさんの可能性
数年も手入をされていないお庭を綺麗にして!なんて依頼も当然あって、失礼ですがジャングルのようなお宅もあったりなかったり。
そんな作業をありがたく受注したときに気にするのは蜂なんです。
雑草は伸び放題で地面が分からないくらいで、木も枝があちこち伸びてしまっていて、こんなところは蜂を含めて害虫だらけです。
植木屋ですから蜂にビビッて仕事できない(ススメバチはビビります)なんていってられないのですが、放置したお庭や空き地には、蜂以外にも危険な害虫がいっぱいなんです。
蜂はいたるところに巣を作ります
蜂の巣は、人の目に付く高いところだけにあるわけではありません。
昔から「蜂が低いところに巣をつくるときは台風が多い」なんてベテランの植木職人に耳にたこが出来るぐらい聞いていましたが、今年は低いところに巣が多い気がします。
背の高い雑草(ヨモギやアワダチソウ)や、目隠しフェンス、低木のなかにも巣を作ります。(梅雨に花咲くアジサイまでも)
ですから、草を刈っていて刺されることもしばしば。うっそうとしているので巣も分かりづらくて、蜂を見つけたら刺されたあとなんてことも。
また腐った樹木や朽ちた枝を巣にしているクマンバチ(クマバチ)も、植木屋にとってはやっかい。
枯れた枝を落とそうとして襲われることもありますが、こいつはそんなに凶暴ではないので、まだましなほう。
ヤバイのはスズメバチ。凶暴かつ攻撃的で、カチカチなったらすぐに退散するのが吉。スズメバチ用の蜂ジェットで駆除できなければ、作業はできません。
そうなると、僕ら植木屋ではなく、害虫駆除専門業者に駆除を依頼するようにお客様にはお伝えしています。
最近はクモも怖い
草刈りしていると、「よかった~。ここ虫だらけでセアカゴケグモもでんねん。」ってお隣のおばさま。
依頼されたときにはそんなこと聞いてなかったのに。そして実際に発見したのがこちら。
知らずに集草時に噛まれると、毒グモですからえらいことになるのでは。
幸い、今まで咬まれたことはないので、どんなことになるのかは分かりませんが、それでも怖いですよね。
もとは日本にいない外来種でしたが、大阪で二十年前ほどに発見されて以来、あちこちでみかけることに。吹田や高槻、茨木でみかけましたね、僕は。
今話題のヒアも数十年後には、当たり前のようにあちこちでみかけるようになったら、と思うとゾッとしますね。
まとめ
蜂やクモ以外でも、毛虫(チャドクやイラガ)など、庭や空き地の手入を怠ると、害虫は総じて多くなる傾向にあります。
捕食するエサが豊富で、ムシなどにとっては楽園のような場所になり得ますので、最低でも1年に1回ぐらいは手入をして欲しいと勝手ながら思います。
お金をかけたくないのはわかりますが、放置しすぎたお庭手入はゴミ処分料金が高くなりますので、結果思った以上の金額になることも。
害虫が多くなると、周辺にも迷惑をかけることにもなりますので、放置したお庭は早めの対策をこころがけましょう。
大阪の植木屋 エスリーフでは大阪や兵庫で、空き家の管理や空き地管理を行っておりますので、やっかいなお庭のことはぜひご相談下さい。
ただし、当方植木屋ですから、スズメバチ駆除は専門業者にご依頼下さい。
芝刈り機で横転事故。原因は素人の運転?
草刈りや芝刈り。お庭の小さな場所でしたら、個人でできるものですが、あまりに広かったりすると専門業者に頼むことがほとんどです。
植木屋もお庭のことならなんでもしますので草刈りは専門分野ですが、便利屋や何でも屋も行ったりしているので、素人同然の業者や作業者が多いのも事実です。
たかが草刈り、されど草刈り
専用の機械『刈払機、草刈り機、芝刈り機』があれば、誰でも簡単に行うことが出来る草刈りや芝刈り。
ですが、使い方を誤ると危険なものですから、取り扱い方法や作業方法などには十分注意しなければなりません。
3日午前7時50分ごろ、兵庫県猪名川町杉生のゴルフ場「関西軽井沢ゴルフ倶楽部」から、「作業員が芝刈り機の下敷きになって意識がない」と119番があった。派遣従業員、・・・・さんが顔から出血して倒れており搬送先の病院で死亡が確認された。
兵庫県警川西署などによると、・・・・は別の作業員が乗った軽トラックの誘導で、3輪の芝刈り機に乗って場内の上り坂の道路を走行中だった。同署は・・・さんが何らかの原因で芝刈り機から転落し、ひかれたとみている。
・・・・さんは町シルバー人材センターから派遣され、この日が初めての勤務だった。
出典:http://www.sankei.com/west/news/170404/wst1704040015-n1.html
上記は、大阪のお隣の兵庫県で起こった事故ですが、低料金で有名なシルバー人材センターから派遣された人に起きた芝刈り中の事故です。
僕らも河川などの法面で草刈りするのでわかるのですが、一番気をつけなければならないことが滑落対策。
ゴルフ場は起伏が激しく傾斜もあるため、自走式では横転の危険は十分わかりそうなことだと思います。
起こってしまった詳細はわかりませんが、草刈りの熟練工だったのか、機械操作を理解していたのか、安全管理は適切だったのか、等疑問点が多々あります。
聞いた話だとシルバーさんは、その仕事の経験がある人ばかりが派遣されてくる訳ではなく、ほぼ素人のような人もたまには来るそうなのです。
庭木の剪定を頼んだらひどい様になってしまった、とお客様にお聞きしたこともあるぐらい。
まとめ
お年寄りが元気に働く場としての、シルバー人材センターは良いと思います。
料金が安いので庭木の剪定などでも人気ですが、安かろう悪かろうになるようなサービスではダメだと思いますよ。
登録したから終わりではなく、安全教育や実施訓練などを行い、習熟にあわせた仕事場に派遣するようにしなければ、と勝手ながら思います。
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庭木の手入は命がけ。実は危険な植木の剪定
お庭のお手入は植木屋に頼まなくても、よほど大きな木でさえなければ、個人でも十分できるものです。
脚立やハサミを用意して、時間をかけてゆっくりと・・・。ですが思いがけないことから、庭手入中に事故にあったニュースがありました。
庭木を剪定していると車が
植木屋ですから「他人事ではないな」と思ったニュースがありました。
1日午後1時55分ごろ、滋賀県栗東市上鈎の自動車販売店「アウディ栗東」で、駐車場の乗用車が急発進し、店のフェンスを突き破って、近くにいた隣家の会社員橋本憲幸さん(44)に衝突した。橋本さんは意識不明の重体。
草津署によると、車は店の試乗車で、販売員(29)が客にエンジン音を聞かせるためアクセルを踏んだところ急発進した。パーキングブレーキはかけられていたが、ギアがドライブに入っていたのに販売員が気付かなかったという。
橋本さんは両親や妻と庭の手入れをしており、自宅ブロック塀の外から木の剪定(せんてい)をしていた。店の敷地は高さが約1・5メートルあり、車は車体前方が落下するような形で止まった。橋本さんは車とブロック塀に挟まれたという。
出典:http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170401000142
個人の方が自宅の庭木を剪定していると、隣の車屋(外車ディーラー)から車がフェンスを突き破って、車と自宅フェンスにはさまれたそうです。
植木はお庭の中からだけではなく、生垣などは外に脚立(三脚)を立てて作業することがありますので、十分通行している人や車には注意して行うもの。
僕らも細心の注意を払いながら、庭木の剪定は行っていますが、よもや隣の敷地から車が突っ込んでくる事までは。
まとめ
植木屋といっても敷地内でお庭のお手入だけではなく、道路に面した場所で仕事をすることもあるので、今回の事故に遭われた方には申し訳ないですが、より一層気を引き締めて安全第一で作業をしようと思います。
個人的にこの事故は、予測不可能だと感じたので、本当に被害にあわれた方はお気の毒です。
大阪で桜の開花宣言!2017年は平年より遅い3月30日
ようやく大阪で桜の開花が発表されました。
ここ数日は暖かい日が続いていたので、やっときたかという感じ。
2017年は気温の低いが続いたせいか、例年より遅く平年よりだいぶ遅いようです。
観測日 平年差(日) 平年日 昨年差(日) 昨年日 3月30日 +2 3月28日 +7 3月23日 出典:http://www.data.jma.go.jp/sakura/data/sakura_kaika.html
個人的にも、近所の桜並木は普段なら咲いているころなのに、今年は遅れているな~と観て思っていたところです。
開花が発表されれば、後は満開でお花見です。先日の花見ピーク記事の予想はだいたい大体当たっている感じでしょうか。
4月の第一週は気温がぐっと下がるので、花見をするには寒すぎるでしょうし、三週目になると散っている可能性が高いです。
満開は二週目中ごろでしょうから、二週目がお花見ウィーク、その週末(雨が降るかもしれませんが)がお花見ピークでしょう。
街中では、少し大きめの公園や、川沿いなど、いたるところで桜を目にすることから、わざわざ名所的なところにいかなくても楽しめますので、桜が散る前に予定を立てて、4月はぜひお花見にでかけましょう。
ただし、バーベキュー禁止のところで火を使ったり、お酒を飲みすぎて羽目を外して周囲に迷惑をかける行動はやめましょう。
また、桜の枝を折る行為は絶対にやめていただきたい、桜は非常にデリケートな樹木。そんな奴は家で飲めコンニャロー。
少々口が悪くなりましたが、個人的にはやっかいな花粉も少なくなってきたことで、4月になったらガンガン外にでれそうですから、近場で穴場でも探してみよっかな~。
サザンカ(山茶花)の育て方
春になると、冬の間お庭を彩っていたサザンカ(山茶花)の花も終わり、剪定期に入ります。
古くから庭木として親しまれている、秋から冬にかけて咲く花木のサザンカ(山茶花)についてです。
サザンカ(山茶花)について
サザンカ(山茶花)は、ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で、花期は10月から12月と、遅咲きの12月から3月までです。
園芸品種が多く、花の美しいオオミゴロモ(御美衣)やヒノツカサ(緋の司)、またよく見かけるカンツバキはサザンカの園芸品種といわれています。
育て方・うえつけ
3月下旬から6月初旬と、8月下旬から10月ごろまでが植えつけの適期です。
日陰でも育ちますが、日当たりのよい場所のほうがよく育ちます。
庭植えの場合は、乾燥に弱いですから、北風があたりにくく水はけのよいところを選びましょう。
そのため土壌改良には、パーライトを混ぜると効果的です。
剪定
サザンカの剪定は、花後の芽が出る前の3月下旬から4月上旬が適期です。
花芽は、6月下旬頃から8月にかけて今年枝の先端のほうにできるので、花芽ができる前までに切るようにしてください。
それ以降の場合には、枝を切り詰めないように浅く刈るようにしましょう。
自然樹形では透かし剪定で、平行枝や絡み枝など不要な枝を抜いて透かすようにします。
円筒や玉仕立て・生垣などは、刈り込んで形を整えます。
病害虫
チャドクガの幼虫(毛虫)が発生することが多く、スミチオンなど効果のある薬剤を散布します。
あまりにも大量に発生した場合は、枝ごと切り落として焼却するか、その枝を袋などに詰めて処分しましょう。
まとめ
ツバキと並び非常に人気のある庭木で、寒い季節に咲く花はとても綺麗で、長く楽しませてくれます。
害虫(チャドクガ)には注意が必要ですが、強剪定にも耐えうる芽もでやすい木なので、お手入は容易なほうです。
花芽が出来る前の春は剪定適期ですから、早めにお手入れを行いましょう。